アイリス・オーヤマの電気ケトルが通電しなくなったので分解修理を試みました。
内部の温度ヒューズが飛んだためですが、以前から水分が入り込んだ形跡があり端子部や電熱線部分に錆が発生していましたので廃棄処分としました・・・
備忘録として記載しておきます。
前回修理したティファールの電気ケトルと構造は同一で、スイッチをONにして回転できるAC接続用の台の上に置いたら電熱線に通電し、お湯が沸くとバイメタルでOFFになる構造です。
動作確認
通電部に乗せてみました。ランプも電熱線も動きません。
AC接続用回転台は導通がありましたので、本体の故障と特定し分解していきます。
分解・故障個所特定
分解は簡単で、底部のネジ6か所を開ければ、電熱線部は露出できます。
やはり内部に水が浸入したようで、ところどころ水滴が残っています。
構造はダイキャストに包まれた電熱線が周りを囲っていて、中央部の2重丸部分がAC受電部、上部にあるガラス繊維のスリーブに入れられたところが温度ヒューズ部分です。
その下の、左右にあるのがバイメタルとの接続部となります。
いろいろな個所の導通を測っていきます。
予想通り温度ヒューズ部に導通がありません。各接続は小型のファストン端子で繋がれていますので、外してガラス繊維のスリーブを引き抜きます。
コーティングが焦げた感じの温度ヒューズが2個出てきました。
右側のヒューズが飛んでいます・・
800Wの電熱器ですので、10Aの120℃~160℃の温度ヒューズだと思われます。
表面に標記されているようでしたが焦げて読めませんでした・・・
バイメタル部も見た目では問題なさそうでしたので、新しいヒューズに交換して圧着すれば完了ですが、端子部と電熱線部が錆びています・・・
取っ手の根元に穴があり、ケーブルを伝って水が電熱線の根元に浸入します。構造に問題があると思います。
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まとめ
大電流部+加熱・冷却される個所にファストン端子は?ですし、内部に水が浸入して錆が浮いているとなると接触不良を起こすのは確実ですので、分解して故障個所を特定できましたが今後が不安なので廃棄します。
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