通常の3端子レギュレーターだと低ESRのコンデンサーを使うと発振したり不安定になるので、ICを交換することにしました。12Vに落とす7812・3.3Vに落とすCJT1117Bの2つを交換し、低ESRのコンデンサに交換・信号系の抵抗をSusumuのRG1608Nに交換します。
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AIYIMA TPA3255 サウンドアンプ 300Wx2クラスDステレオ オーディオアンプHiFiアンプデジタルアンプ スピー…
電源IC
XL7015E1
入力電圧が20V~80Vと広いDC-DCコンバータ用です。発振周波数150kHzです。
回路構成から推察すると低ESRのコンデンサを使っても行けると思いますので、このままとします。
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NJM7812SDL1
低ESR対応の3端子レギュレータです。7812を交換します。
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交換後
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AZ1117CH-3.3TRG1
低ESRの3.3Vレギュレータです。1117-3.3を交換します。
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電源周り コンデンサ
15V系:電解コンデンサ 25V/220uFをPanasonicのOSコン16V/560uFに変更 2か所
12V系:電解コンデンサ 25V/220uFをPanasonicのOSコン16V/560uFに変更 1箇所
3.3V系は2電解コンデンサ 5V/33uFをPanasonicのOSコンに16V/470uFに変更 1箇所
0.1uFの積層セラミックに22pFをパラ接続 4箇所
抵抗
信号系の抵抗は1608タイプですので、ススムのRG1608N・RG1608PDに交換していきます。
RG1608系は音質に定評のあるチップ抵抗です。
私は、RG1608PD-KITを購入していますので、そこから交換をしていきます。
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オペアンプ周り
出力の50V/10uFをPMLCAP 16V/10uFに変更 4箇所
入力の50V/10uFをPMLCAP 25V/10uFに変更 3箇所
信号系の抵抗をSusumu RG1806N 0.1%に変更
初段バッファーのゲインを+6dBから0dBに変更(ボリューム位置をMAXで固定するため)
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作業写真
ノーマルの電源周り
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電解コンデンサー取り外し
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ICソケット・ボリューム基板取り外し
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抵抗取外し
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抵抗取付
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電源IC・電源電解コンデンサー取付
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電源部確認
15V・12V電源部のみを動作させ、電圧等の確認
一発動作です!
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出力PMLCAP取付
ICソケットと入力のPMLCAPは写真を撮り忘れました。
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完成
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まとめ
さすがにここまで魔改造すると別物になりました。内部回路は90%近く交換しています。
高域での歪感が無くなり、低域でのスピード感が段違いです。TPA3255のベストまではいきませんが、十分満足できる結果になったと思います。
ゲインを落としたせいでボリュームをMAXで視聴できます。
4回路のスイッチでATTを組むつもりでいましたが、ボリュームMAXで動かせるのなら不要かもしれません。MOTU M4で動かしており、ボリュームが付いているためこちらでレベル調整をしています。
やはりシンプルな構成が良いですね。
これで、8chマルチDAC(DM7)で、ソフトウエアチャンデバEKIOを使ってのマルチアンプの構想に一歩近づきました。
ここまで改造するなら自分で作ったほうが、安上がりで制限もなくなりますね。
15V系の電源のOSコンが少し発熱しているのが気になります。15VのDC-DCコンバーターのリップルが多いせいかもしれません。
電源をここまで強化すると突入電流が大幅にUPしていますので、電源の切り方、入れ方を間違えると小信号入力のDC-DCが燃えます・・・
前回検討した突入電流対策は今後必須となります。スペースがないのでまだ悩み中です。
注意事項
改造行為はある程度以上の道具と熟練度が必要ですので、電気やハンダ付けの知識がない人にはお勧めできません。
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