REWで20Hzー200Hzの正弦波をLR別に入れて、手動でスイープしてみた所70-80Hzでビビっているのが分かりました。
買ったままで使っていなかった振動吸収ワッシャーを使ってみたら、ぴたりと納まりびっくりです。
購入したワッシャー
制振合金M2052製M8ワッシャー 10個で6k近い金額です。
この金額で効果がないと厳しいです。


こちらも気になっていたエーモンのやつです。こちらも高め

取付
見た目は何の変哲もないサンドブラストしたような厚めのワッシャーです。
KEF Q Concerto MetaはM8のスタンド用ビス穴があるので、取付は簡単

今まで直接入れていたスタッドにワッシャーを入れるだけ

こんな感じでワッシャーが入りました。

吸音材を下に敷く
このまま出窓に設置すると傷つくので、吸音対策用に購入した硬質なフェルト吸音材を敷いてみました。
ビビりは全くありません。
ただ低域の切れが今一つ?

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カーボンインシュレーターを入れる
これも前購入して使っていなかった、カーボンインシュレーターを入れてみます。
こちらも安い割に評判の良いインシュレーターになります。
これで低音の切れが良くなったように思います。これで運用していきます。



制振合金M2052とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
M2052とはマンガン73、銅20、ニッケル5、鉄2(原子重量%)からなり、高い制振性能を持つマンガン合金である。振動負荷を受け、合金内に双晶活動(発生・消失・移動)が起こることで振動エネルギーが熱エネルギーに変換され、制振性を発揮する。また軟鋼並みの引張破壊強度を持ち、塑性加工から機械加工を始め鋳造などほとんどの成型加工が可能、弾性限度内において振幅が大きいほど制振性能は高い値を示すという特徴がある。
しかるに、M2052制振合金は使いやすく自由な形状の設計が可能でありながらまだ普及しているとは言えない状況である。そこには材料の製造組織とアプリケーション(使い方)の提案組織の連携に関する課題や、少量生産による原価高の解消に関する課題がある。最近の原材料価格もあるが、総需要が供給価格とバランスが取れるアプリケーションの提案と低価格化が急務である。
まとめ
制振合金M2052は確かに効果がありましたが、コストが高すぎるのでメーカーの車などには使われないでしょうね。オプションパーツとしてはそこそこ使われているようですが・・・
今回のようなエンクロージャーが共振しているのを抑えるには効果がありましたが、用途は限定的だと思います。
スピーカーとエンクロージャーの止めネジやワッシャーに使うと効果が高いかもしれません。
家のスピーカーには効果があったので良かったです。
ただ正弦波で30Hzくらいから少しづつ上げていくようなチェックはほとんどの人がしないと思います。
低域の切れに悩んでいる人には効果があるかもしれません。
PCとDACがあれば、REW(フリーソフト)で試験できますので試してみたらいかがでしょうか?
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