毎日使っていたジェットウォッシャードルツの水流が弱くなる現象が発生しました。最初は勢いよく出るのですが、途中から圧力が減ってしまいます。水の取り入れ口を開けると強くなるので、内部の圧力が減って押し出せないようです。今回掃除しただけでジェット水流が倍くらい強くなりました。
最新機器はEW-DJ55ですが、EW-DJ52以降の構造は大きく変わりません。
EW-DJ54とDJ53との違いは舌ブラシが付属で下蓋の色がグレー、EW-DJ55は下蓋の色が白になっただけです。
ポチップ
分解清掃 取扱説明書参照
分解方法は取扱説明書の中に記載してあります。リチウムイオン電池の取り外し方（P.25）にあります。空気穴は上部を外せば対応できます（②から④まで）が、思った以上に汚れていたため、電池部分も外して掃除も行いました。
水垢が付いている部分を外すと、パッキンの汚れなどで防水性が低下し故障の原因になります。
分解する場合はパッキンのゴムなども綺麗に清掃してください。
取扱説明書にも記載してある通り、防水性能にかかわるところで故障する可能性がありますので、自己責任で対応お願いします。電池をフルに放電しておくと危険が少ないです。
必要工具
必須
・0.8mm程度の電線など（20cm程度）
分解しないなら以下は不要
・２番（2.5mm）プラスドライバー
・4.5番（2.5mm）マイナスドライバー
・パッキン用グリース（口に入れるものなので食品機器グレードの物）
あれば便利
・金属製のヘラ
ポチップ
清掃用
・イソプロピルアルコール（IPA）清掃用には最適、溶解力も高く毒性も少な目
・清掃用ブラシ（古い歯ブラシなど）
・綿棒
・先細ピンセット
・ワイプオール（厚手のペーパー・使い勝手良いです）
ポチップ
ポチップ
分解
ノズルを外したところ（結構な水垢が付いています）
下部の蓋の取り外し・清掃（自信がない方は分解しないで上部蓋の取り外しのみで対応のこと）
下部の蓋を開けた所
２番のプラスドライバーでビスを外します。
ここもパッキンで水の侵入はブロックされていますが、パッキンまでは結構汚れています。
IPAを付けて綿棒などで掃除します。
パッキンのゴムに水垢が付いたまま組み立てると水漏れしますので、外してパッキンやパッキンの溝なども水垢が無いように清掃します。
水の取り入れ口 清掃
ついでに水の取り入れ口の蓋も外して清掃します。
上部蓋取り外し・清掃
上部蓋のところにマイナスドライバーが差さる溝があるので、そこにドライバーを刺してこじると上部の蓋が外れます。水垢で非常に汚かったので綺麗に清掃します。
蓋を外したところ、こちらもひどい水垢・・・（これでも軽く掃除後です・・・）
この写真の左下側に丸い穴があるのが空気口です。ここに0.8mm程度の電線を差し込んでごみを取ります。
電池部を外した後ですが、このように電線を刺して内側にごみを落とします。
電池を外す
上部のビス３本を２番のプラスドライバーで外します。
ノズルのロック機構を外します。
中の金具も外しました。非常に汚れています。ピンボケです。
４か所ある溝にヘラを入れて上部にずらしていきます。水垢で外れにくいので慎重に
電池部の取り外し
こちらも水垢で外れにくいので、ヘラで慎重に前後を持ちあげていきます。プラスチック部分なので折れないように少しづつです。
電池部
電池部が外れました。ここには上部のパッキン・中央のパッキン・端子のパッキンとありますので、全部外して水垢が無いように綺麗に清掃します。
電池交換の場合は、こちらの記事になります。
ジェットウォッシャードルツ Panasonic EW-DJ53 電池交換・清掃 その2
Panasonic ジェットウォッシャードルツ EW-DJ53 電池交換 修理・清掃
端子部もIPAで清掃します。端子に付いているパッキンも外して清掃します。
上部パッキンの清掃
黒いゴムパッキンを綺麗に清掃し、十分に乾いたらパッキン用グリースを薄く塗って軽くワイプオールなどで、ふき取った後に装着します。ここで使うグリースは食品用でゴムやプラスチックに攻撃性がない物を使ってください。いい加減なグリースを使うとプラスチックがひび割れしたりします。
多目的なので私はスーパールブを使うのが多いです。
組立
・電池部を上部より入れていきます。
・中蓋を装着し、ノズルのロック機構を装着します。
・上部蓋のビス３本を止めます。（均一に止まるように交互に締めます）
・上蓋をはめます。押し込むだけです。
・下蓋をネジで止めます。
完成！ 動作確認をして終了です。
まとめ
注意事項
作業自体は簡単ですが防水にかかわるところをいじりますので、十分注意してください。
内蔵している電池はリチウム電池ですので、水が浸入すると危険です。自信がない人はネジは外さないでください。
作業時間は乾燥時間を除くと1時間程度でした。確認・写真を撮りながらですので、実作業は30分です。内部が思ったより汚れていたのがびっくりでしたが、綺麗にしたので気持ちよくジェットウォッシュできます。
使ってみたらジェット水流が強くなっていてびっくり、当初はこんなに強かったのかー。使っているうちに気が付かず弱くなってきたんだと思います。定期的な清掃は必要ですね。
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