ソフトチャンデバ用 Topping DM7 購入

 家のオーディオ環境をシンプルにするために、ソフトウェア―チャンネルデバイダーの導入を検討していました。ハードチャンネルデバイダーだとアナログからデジタル変換して(A/D)またアナログへ再変換するのは嫌だったが主な理由です。

その他は
・ソフトチャンネルデバイダーだと色々な種類が選べる
・将来のアップデートが楽
・構成機器が減り、音質の向上が望める
・Toppingから廉価でES9038PROが搭載された8chDACが発売された(2022/7)

今まで検討していたDAC(MOTU UltraLite mk5)

機能は豊富ですが以下の問題がありました。
・MOTU M4を購入して検討したら、ドライバーに癖がありすぎる。
・ES9026だとちょっと役不足
・これ以上の機種になると40万とかで無理・・・・

ソフトウェア―チャンネルデバイダーとは

ソフトウェア―チャンネルデバイダーは、元々の音楽データーをデジタル処理をして各DAC出力に振り分け各帯域専用のAMPを使ってスピーカーを駆動します。そのため、DAC側に全体をコントロールできるボリュームがあると、PC-DAC-AMP-SPというシンプルな構成にできます。

チャンネルデバイダーですから、各ユニットのLPF・HPFの設定はもちろん、パラメトリックイコライザーや遅延の設定や、フイルターの種類やスロープを-6dB/octからー48dB/octなど好きなように設定できます。

音場の設定などもRAWなどから取り込めるソフトもあるので、音場の設定もデジタルに行えます。
今回は2chまでなら無料なEKIOというソフトで、KEF FC62(スーパーウーハー)とフルレンジでの組み合わせて、DACはMOTU M4で試験をしてきました。

試していても、24bit/96kHzと24bit/192kHzの音質差は分からなかったのですが、KC62の本体付属フィルターから変更すると、音質の大幅な向上がありました。又、遅延時間をいじることによって、バスドラなどが前に出たり、引っ込んだりするのを調整するとリアル感が向上しました。

EKIO

今回導入を決めたのは、フルレンジ側でEKIOをON-OFFしてもほとんど音質に変化がなかったのが決め手です。(まだ他のソフトも検討中ですが・・・)
FIRフィルタが実装されていないのが、今一なのですが安いのと、事前テストできたので使っています。

詳細はEKIOのHPでご確認ください。
3ch以上のフル版は149ドルで入手できます。

セッティング画面

サンプルレートとASIOのドライバーとバッファーを設定する画面です。

入出力画面

インプットとアウトプットを振り分ける画面
動作中はレベルメーターもリアルで動きます。

ルート選択画面

入力をどのように振り分けるかの画面

イコライザー画面

入力側のイコライザー・こちらは何もしていません。
部屋のイコライザーを入れるなら、ここでセットすると全体に振り分けられます。

パラメトリックイコライザーは、周波数・Q・ピークレベルの設定が可能です。

フルレンジのイコライザー

こちらは簡単にBWの24db/octを設定・遅延は1ms

スーパーウーハーのイコライザー

こちらも単純な設定を入れています。

オプション画面

起動時の挙動などを設定します。

Windows起動時に起動させる・最小Windowで起動・読み込ませる設定・ウエイト時間など

ヘッドホンアンプ

今考えているのが、3chなので6chを使用します。
残り2chをヘッドホンアンプに使おうかと思っています。

Topping DM7

今まではオーディオインタフェースなどで対応するしかなかった(例外もありますが)のですが、ToppingからDM7が出たので、廉価で構成ができるようになりました。

内部構造

内部基板の写真から確認したところ
・XMOSとES9038PROのシンプルな構成
・電子ボリュームICは不明
・電源はAC100VよりAC-DCで作成している感じ
・すべてバランスTRS出力で、SOP8のオペアンプで出力している
・ほぼ面実装なので、手を入れるのは容易

まとめ

これで、AIYIMA A07を1台追加して、スーパーツィーター用にCを内部に追加しようかと思っています。ソフトチャンデバだと、間違えると低域成分をツィーターに入っちゃいかもしれませんので・・・

AIYIMA A07も、TPA3255よりノイズが少ないTPA3245に置き換えると24Vでの運用がよりうまくいきそうですので、ICを手配中です。

TRSコネクターも不足したので手配しないと・・・

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