激安ペアコンデンサーマイク ベリンガー(Behringer) C-2とMOTU M4で、OM-OF101フルレンジのREWでの測定&空気録音してみました。OM-OF101の特性を確認していたのですが、同じくベリンガーECM8000と比較しても特性は悪くなさそう(ノイズレベルはC-2のほうが低い)なので、C-2で特性を合わせて、C-2で録音です。
加工はノーマライズとフェードアウトのみ、24bit/48kHzで録音しています。
REWでの測定・調整
周波数特性
VERスムージングでのグラフ
ソフトチャンネルデバイダーEKIOでLR共に、5ポイントほどPEQで調整
70Hzから20KHzで±3dB程度に抑えました。
THD+N特性
マイクの特性とM4での折り返しも入っていますので、そんなに良くはないですが
80Hz以上は0.3%以下となっているので優秀です。
PEQで6dB以上、上下すると歪が増加するのでMAX6dB以内に抑えています。
折り返してREW音源をMOTU M4で録音したTHD+Nのグラフ
10Hzから300Hzまでは0.02%以下ですが、高域になってくると徐々に上がって0.1%程度になっています。折り返した弊害が出ています・・・
EKIOでのPEQ補正値
15cmといえども部屋の影響を相当受けています。
REWでの補正特性を変更してEKIOに放り込んでいます。
前回定位が少しおかしいと感じてところも、同じファイルで確認しながら調整しました。
1-3dB違うだけで左右の定位が崩れるのが厳しい・・・ある程度で妥協です。
近接での空気録音
ベリンガー C-2で調整後音楽を聴きましたが、まずまずになりましたので空気録音してみました。
今までは視聴位置で空気録音したファイルを再生して、調整がうまくいっているかの目安としていたのですが、部屋の残響がWで入ると分けわからん状態になっていました。
こちらの方が調整はやりやすいです。
排他モードを入れてなかったので、少し音質は悪いです・・・
録音は24bit/48kHz
機器構成
マイクC-2→MOTUM4→WindowsPC(Audacity)→ ノーマライズ・フェードアウトのみ加工
エリック・クラプトン チェンジ ザ ワールド(Amazon Music
マイク等は同一でzoom H4eで録音 32bitFLOT/48kHzを24bit/48kHzにAudacityで変換
視聴位置で zoom H4e 付属マイクで録音 スーパーウーハーKC62 ON
中森明菜 スローモーション Jazzバージョン (You tube)
使用機器
ベリンガー C-2
ベリンガーの激安ペアマイクです。
前はペアで7kくらいでしたが全般的に値上がりしています。
MOTU M4
定番の4chオーディオインターフェイス MOTU M4です。
マジックアーム スーパークランプ 22インチ
机上でマイクスタンドだと邪魔でしたので、スーパークランプを追加で購入してみました。
3種類くらい購入したのですが、これが一番良かったです。ワッシャーに工夫があって締め込みや緩めるのが楽で、固定もしっかりしています。他のクランプも見た目は同じですが、使い勝手に大きく差がでます。
こちらは詳細な比較などを別記事で書きたいと思います。
まとめ
まだ調整が甘いので、ボーカルや響きに違和感がありますが、おいおい詰めていきます。
激安マイク ベリンガー C-2&OM-OF101単発でも結構まともに取れるなーと感心しました。
近接で特性を測ってみると、視聴位置では部屋の残響や定在波で大きく暴れるので、部屋の音を聞いているんだなーとつくづく思いました。
やはりそれなりの部屋を用意しないと、そこそこの音で聞くのも難しい・・・
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