国内100回・海外80回以上の出張に耐え、頑張ってきたスーツケースも限界になってきて、車輪がうまく回らない・ボディも3か所くらい割れ・最後には取っ手もとれちゃいました・・・
思い入れがあるスーツケースなので、頑張って自分で修理します。
スーツケース 車輪の状態
手で回してみても、じゃりじゃりとした感じで回りが悪くなっています。
又、車輪がきれいな円ではなく凸凹していました。
この状態では交換するしか無さそうです。
スーツケース 車輪の取り外し
ゼロハリバートンZE-224は、車輪は金属のカシメになっています。
これを外すためには、金属のカシメを破壊するしかありません。6mmのドリル刃と電動ドリルを使います。
削ったら後戻りはできません・・・
ドリルでカシメの金属部分を取って車輪を外します。
カシメ部分は削れて、車輪とキャスター基部と分かれました。
少し小さめの棒などを使って押し出します。
私はプッシュハンマーがちょうどいい大きさだったので使いました。徐々に押し込むだけで一気に先が飛び出し簡単に抜けました。
タジマ(Tajima) プッシュハンマー PHA-M
外れた車輪
ベアリングなどは入っていないので、金具が摩耗して、泥などが入っています。
これは再利用するのは難しいと考え、交換することにしました。
車輪を測定すると直径50mm・厚みは21mmでした。最初はAmazonで探したのですが、該当する商品がなかったのでAliExpressで探しまくり、車輪と止めるねじセットを購入・シールドベアリング入りなので、前よりスムーズに回るはずです。
AliExprssだとホントにいろんな種類がありますので、探すのに苦労します・・・
スーツケース 車輪選定
直径50mm・厚みは21mmでしたので、近いサイズを選びます。
2セット購入したのですが、1個ベアリングの打ち込みが悪く、回らないのが来ましたので再度追加購入・・(この間で約2か月・・・)AliExpressの送料無料のやつは届くのにむっちゃ時間がかかる場合が多いです・・
2021/5/22追記
アマゾンでも出品が増えて色々選べそうです。
4個セット静音キャスター 50mm
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車輪の確認
届いた商品が、取りつくかの確認をします。今度はベアリングは大丈夫でした。
1個予備ができたので、スーツケースの内張の中でも補修用に貼っておきます。
家のスーツケースにぴったりと納まるサイズでした。
取付
別途購入しておいたテフロンのワッシャーを、車軸とホルダー間に入れねじロックをしっかり行い、付属の2本の六角レンチで締め付けます。
回転の力が掛かるところなので、外れないようにねじロックは必須です。
スリーエム(3M) 3M Scotch-Weld ねじゆるみ止め用 嫌気性接着剤
2024/8追記
最近の金具はロック用の塗料が塗られているのも増えました。
ネジロックを頭の部分に少量たらします。
車輪の左右に1mm程度の遊びがあることを確認して、左右同時に6角レンチで締めこみます。
完成
車輪の交換が完了しました。
車輪は買った当初より軽く回るようになり、軽く押すだけですーっと動いていきます。
大成功です。
まとめ
スーツケースの車輪の交換をDIYで行いました。
2024年になっても問題なく動作しています。車輪は泥とかいろいろな汚れが付いてきますので、たまにはメンテナンスしてあげると初期状態のように動いてくれます。
材質にもよりますが、プラスチックに攻撃性がないパーツクリーナーで内部の泥などを落として、薄くグリースなどの潤滑材を塗るといい感じになります。
私はグリースだと埃と混じってドロドロになりやすいので、テフロン系粉末タイプの潤滑材を使っています。
ランプ印 テフロドライ
少し高いですが透明なので見た目がとてもいいのと、少し長持ちもするようです。
KURE(呉工業) ドライファストルブ
値段が安いのが取り柄です。しかし、白い粉が付着して汚らしくなるのが欠点です。
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