音楽&Web用 超小型PC BeeLink EQ12 Pro 分解確認

i3-N305を使った9W(MAX25W)の超小型のミニPCを購入して便利に使っています。
今回はSATAのSSDを増設する前に放熱性能などを確認するために、分解確認をしていきます。
半分は改造できるかの確認ですが(笑)

Amazonではもう売っていないようです・・・Aliexpressのみみたいですね・・・

分解

背面に4本の00番のネジがあります。
これを外せば裏蓋が空きます。
上側にあるでっぱりは、蓋が空きにくい時に引っ張るところのようです。
よく考えられています。
VISA金具取付用のボス(埋込ナット)も奇麗についていて好感が持てます。

4本のビスを外したところ

SATA用のコネクターとFANがありました。
これなら増設しても温度は大丈夫そうです。風もうまく流れるように設計されています。
ただ、SATAはコネクターのみでの固定ですので、ビビりそうです・・・

SATAのコネクターカバーを外したところ

蓋と同じビスを使っています。この辺も効率化とミスを減らす努力ですね。

薄型のFANを使っています。音も静かです。

裏側のファンカバーを外したところ

DDR5のメモリーが左側・PCIeの2280の512GSSDが見えます。
コントローラはMaxio Technology(联芸科技股份有限公司)のMAP1202Aが採用されています。
低価格・低発熱とのことで、このような高密集タイプの実装には最適なようです。
256GのNG07TAA1442256Gという品番のメモリが乗っていました。
他のサイトによるとSKハイニックス社製のようです。

CrucialのDDR5 4800MHz CL40 16G

DIMMソケットタイプなので、うまくいけば他に流用できます。

無線LAN・Bluetooth」カード Intel AX101

SSDを外すと下に2230サイズの無線LAN・Bluetoothの基板がありました。
カードは Intel の AX101です。上のSSDと接触しないようにアンテナコネクターがポッティングされています。

有線LANにはパルストランスが内蔵されていました。

FANはシロッコタイプです。

無線アンテナ

筐体の上部に無線LANとbluetoothのアンテナが実装されています。

CPU周りの放熱

ファンを外すと2本のヒートパイプが出てきました。銅の放熱器も大きめなので放熱は期待できそうです。この下にi3-N305があります。

放熱出口

放熱器を外したところ
うまく配置されています。

i3-N305CPU

CPUコアとGPUコアが見えます。
放熱グリースは拭き取って新たなグリースを塗ります。
CPUの電源ラインは4レーンのようです。

2.5G有線LAN i225-V

INTEL2.5GLANチップと思われるもの、探しても型番が見つかりませんでしたが、i225-Vで2.5GのLANチップのようです。

バックアップ電池

バックアップ電池は接着されています。裏にチップがありそうですが・・・

SSD実装検討

SSDの下に無線LANのボードがあるので、SSDは片面基板しかつかないです。
交換するときは要注意です。

基板1枚分しかスペースがないです。

現状復旧

ざっと確認して元に戻します。

動作確認

問題なく動きました。

まとめ

EQ12proの内部を確認しました。
結構な高密度でしたがエアフローもよく考えられており、ビスもタッピングではなくボスで作ってあるところなど丁寧な作りでした。勘合も問題なくなかなか素晴らしいです。

このPCが9,000円引きになっていて4.5万程で購入できました。円安のことを考えると110円の時なら30,000円程度です。
このサイズでファンの音や低消費電力を目指したのでi3-N305にしましたが、i5やiRyzenなどのほうがコスパはいいです。パワーが不要ならN95・N100という手もあります

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