お気に入りのヘッドホンを、オンライン会議に使う

オンライン会議を在宅で行うことが多くなり、イヤホンだと周りの音が聞こえない!圧迫感がある!耳に汗をかく!ということでオープンイヤー型のヘッドセットを購入しようかと迷っていたのですが、Amazonを見ると安いヘッド用マイクのみが売っていました。
AKG K240Studioに付けてみたら快適でしたので紹介したいと思います。

使用材料

こちらが今使っているオープンエアーのヘッドホン・安くて音質もいいので気に入ってます!

ケーブルの仮止め用に使っているケーブルタイ・好きな長さで切って何度も貼りなおせるので便利

安いエレクトリックコンデンサーマイク

イヤホンとマイクをノートPCの4極プラグに変換
パソコンにイヤホンとマイクの入力が別々にあれば不要です。

制作

マイク取付

制作というような物ではありませんが・・・
ヘッドホンにケーブルタイで止めて、4極変換しただけです。下側はケーブルタイが太いので細くしています。
ケーブルタイだと取り付け取外しが簡単ですので、ヘッドホンとして使いたい時はパリッと剥がして外しています。

接続

接続は、変換コネクターに刺してパソコンに入れるだけです。

ヘッドホン側入力
マイク側入力
パソコンへ
接続完了

エレクトリックコンデンサーマイクのプラグインパワーについて

エレクトリックコンデンサーマイク は1.5V以上の電圧をかけないと動きませんが、通常のPCなどは内部から電源を送れるようになっています。これをプラグインパワーと言います。
プラグインパワーを実装していない機器はエレクトリックコンデンサーマイクを接続すると動きませんので注意してください。

以下にヘッドセットの仕様が記載されています。
後半のボタンを使えば、Androidの音量コントロールもできてしまいます。

3.5 mm ヘッドセット: アクセサリ仕様 Androidオープンソースプロジェクト参照

  • 目次
  • 関数
  • コントロール ファンクションのマッピング
  • メカニカル
  • 電気
  • リファレンス ヘッドセット試験回路

この記事では、3.5 mm プラグ ヘッドセットが Android エコシステム全体で均一に機能するための要件を規定します。
デバイス メーカーは、3.5 mm ジャック仕様と Android 互換性定義文書(CDD)を参照して、追加の要件を確認する必要があります。

関数

機能アクセサリのサポート
ステレオ音声出力必須
音声入力(マイク)必須
アース必須

コントロール ファンクションのマッピング

コントロール ファンクションアクセサリのサポート説明
ファンクション A必須再生 / 一時停止 / フック(短押し)、アシストをトリガー(長押し)、次に移動(二度押し)
ファンクション B省略可音量アップ
ファンクション C省略可音量ダウン
ファンクション D省略可予約済み(Pixel デバイスで音声コマンドの起動に使用)

次のようにファンクションをボタンに割り当てる必要があります。

  • ボタンが 1 つのヘッドセットでは、ファンクション A を実装します。
  • ボタンが複数あるヘッドセットでは、次のパターンに従ってファンクションを実装します。
    • 2 つのファンクション: A と D
    • 3 つのファンクション: A、B、C
    • 4 つのファンクション: A、B、C、D

メカニカル

機能アクセサリのサポート
4 コンダクター 3.5 mm プラグ必須EIAJ-RC5325A 規格を参照
CTIA ピン配列順序(LRGM)必須OMTP ピン配列に関する法的要件がある地域を除く
OMTP ピン配列順序(LRMG)省略可
マイク必須ヘッドセット コントロールを操作するときにマイクを遮らないことが必要

電気

機能アクセサリのサポート説明
イヤホンのインピーダンス16 オーム以上32~300 オームを推奨
マイクの DC 抵抗1,000 オーム以上マイク特性は、現行の Android CDD のセクション 5.4(音声録音)に従う必要があります
コントロール ファンクションの等価インピーダンス*0 オーム[ファンクション A] 再生 / 一時停止 / フック
240 オーム +/- 1% の抵抗[ファンクション B]
470 オーム +/- 1% の抵抗[ファンクション C]
135 オーム +/- 1% の抵抗[ファンクション D]

*2.2 キロオームの抵抗器を通して 2.2 V のマイクバイアスを加えた状態でボタンが押されたときの、プラスの MIC 端子から GND までの合計インピーダンス
下記の図では、ボタン A はファンクション A、ボタン B はファンクション B(以下同様)にマッピングされています。

リファレンス ヘッドセット試験回路

下記のリファレンス ヘッドセット試験回路 1 の図は、4 セグメント プラグの CTIA ピン配列を示しています。OMTP ピン配列の場合は、MIC セグメントと GND セグメントの位置を切り替えてください。

図 1. リファレンス ヘッドセット試験回路 1

下記のリファレンス ヘッドセット試験回路 2 の図は、この仕様を満たすために実際の抵抗値(R1~R4)を変更する方法を示しています。

図 2. リファレンス ヘッドセット試験回路 2

マイクと並列のボタンの実際の抵抗値(R1~R4)は、マイクカプセルの抵抗値(Rmic)と等価インピーダンス値(ReqA~ReqD)に基づいて計算されます。次の数式を使用します。

ReqN=(Rmic*Rn)/(Rmic+Rn)

ここで、Rn は各ボタンの実際の抵抗値、ReqN は各ボタンの等価インピーダンス値(指定された値)、Rmic はマイクのインピーダンス値です。

上記の例では、マイクのインピーダンス(Rmic)を 5 キロオームと想定しています。R4 の場合、135 オーム(ReqD)の等価インピーダンスを実現するには、実際の抵抗値(R4)は 139 オームでなければなりません。

感想

やはり、良い音のヘッドホンだと疲れないので聞きやすく、マイクも良い位置にセットできるので相手側からも好評です。
オープンイヤーのヘッドホンですので、宅配便などのチャイムもきっちり聞こえます。
この構成だとケーブルが2本出るので、そこがちょっとうざいです・・・
この構成でマイクが付いていても良いと思えたら、コネクターを5極に変えて内蔵しちゃうかもしれません。

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