再び 消毒用アルコール蒸留 その1

 4月にホワイトリカー35度から消毒用のアルコールを蒸留しましたが、コストが高すぎるので、砂糖と水と酒粕からアルコールを作ろうと画策してきました。
 今回は、どぶろく的なものから、消毒用のアルコールを作ります。
途中材料が飲用できないようにイソプロピルアルコール(IPA)を最初に入れます。

材料

  • 梅酒などの瓶    1本(5リットルほど)
  • エアロック     1本
  • 生の酒粕      100g
  • 砂糖        1.6kg
  • 水         4リットル
    イソプロピルアルコール 5cc 
  • 500ccくらいの空き瓶 1本  

以下は前回と同じ材料

  • ホワイトリカー35度 1.8ℓ
  • 圧力鍋 (3ℓ以上)
  • 内径6mmのシリコンチューブ 5m
  • 釣り用のクーラー下に栓がある物 (穴あきバケツでも可)
  • 粘土(防水用)
  • ベジタブルグリセリン(手荒れ防止用) 2cc
  • ウイスキー等の空き瓶 600cc以上の物
  • IPA(イソプロピルアルコール)飲用できなくするため

あれば

  • 銅の配管(外径6mm)
  • 蒸留酒用アルコール度計(0-80度まで測定できる物)

 家の圧力鍋はアサヒ軽金属のゼロ活力鍋で、圧力錘のところの外径が6ミリ強でしたので、6mmのシリコンチューブを使いました。
 普通のチューブだと耐熱温度が低く素材が溶けたりしますので、シリコンチューブがおすすめです。

作成手順

酵母のスタートアップ(初期増殖)

 まずは酒粕の中の酵母を増殖させます。
 熱湯消毒した500cc程度の瓶に、酒粕100gを入れ砂糖100g・水300ccを入れてよく攪拌します。軽く蓋をして、温かいところに置いておきます。
 日に一回、振って炭酸ガスがでてきたら、蓋を緩めて炭酸ガスを抜きます。これを1週間繰り返します。炭酸ガスが出ないようだと、熱処理した酵母なので酒粕を替えて再チャレンジですが、今回はうまくいきました。

発酵

 梅酒瓶(5リットル)に砂糖1kg・水3.5リットルと前工程で作成した酵母のスタートアップを入れ、よく攪拌します。
 エアロックに排気はできるけど空気は入らない程度の水を入れて、蓋に取り付けて完了です。このまま、下に酵母がたまったなと感じたら瓶をゆすります。瓶の中がぶくぶくしてきたら、順調に発酵している証拠です。
 このまま振ってもあまりぶくぶくしなくなるまで、置いておきます。

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 3週間くらいたって、あまりぶくぶくしなくなりましたので、追加の砂糖500gを入れます。一度に入れると砂糖の濃度が高くなりすぎて酵母の活性がさがるので、2度に分けて入れています。

 資料などによると、砂糖の量の50%がアルコール・50%が二酸化炭素になるようですので、750CCの純アルコールができると想定しています。

1度目の蒸留

 1.5か月ほどしてやっと、酵母の発泡が収まり始めました。味見すると、まだ甘さが残っていますが、前回作成したアルコールが切れたので、この状態で蒸留してしまいます。

 5リットルを蒸留しようと思ったのですが、鍋に入りきらず、2度に分けます。
蒸留装置は、前回と同様になります。

 圧力窯ーシリコンチューブー銅管ーシリコンチューブー酒瓶
 銅管部分を釣り用のクーラーで冷やします。
 鍋を強火にかけ、シリコンチューブに沸騰した液体が見えたらごく弱火に落とします。

 初期のアルコール濃度は62度
 1時間後 45度
前回は35度のホワイトリカーで、10度以下でほぼ鍋の中は0度になっていましたので、今回は5-7度くらいで終了します。

1度の蒸留では75度のアルコールにはなりそうもないので、少し火を強くして時短を狙います。

まとめ

2度目の蒸留までには、まだ時間がかかるので次回とします。

お約束ですが、この記事を見て問題が起きても一切関知しません。
自己責任ということでお願いします

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