またまた 消毒用のアルコール蒸留

消毒用のアルコール作りも3回目になりました。昨今は消毒用アルコールも入手しやすくなり、あまり自家蒸留も必要なくなったんですが、前回作ったときに3瓶もどぶろく的なアルコールを作っておいたので、それを消毒用のアルコールにします。

どぶろく的なものを作る

材料

  • 梅酒などの瓶    1本(5リットルほど)
  • エアロック     1本
  • 生の酒粕      100g
  • 砂糖        1.6kg
  • 水         4リットル 
  • 700ccくらいの空き瓶 1本  

作成手順は、再び 消毒用アルコール蒸留 その1に詳細を記載していますので、参照してください。

どぶろく的な奴を少し舐めてみましたが、まだ甘さが残っていました。多分アルコール度数が高くなりすぎて、糖分を分解する前に死滅したのだと思います。色が濃いのは甜菜糖を使用したからです。

蒸留

どぶろく的なものを、圧力なべに入れていきます。
下側に溜まっている滓をいれると臭くなりますので、上澄みだけをなるべくとって、残りはコーヒーフィルターで濾します。

朝日軽金属のゼロ活力鍋を使っています。圧力も高く省エネで永年保証もついているので、長い目でみたらお買い得です。

まずはアルコール度数計でアルコール0%を補正します。ピンボケになっちゃいましたが、水で0%を指しています。なかなか優秀です。

こちらは蒸留酒向けの度数計ですので、ワインや日本酒などは度数が高く出ますので注意です。

準備

いつも通り、圧力なべと6mmのシリコンチューブ、外径6mmの銅の冷却管、釣り用のクーラー、瓶などを接続していきます。台所は散らかっているのでボカシ入りにしました・・

後は、クーラーの中に冷却用の水を入れて準備OKです。

シリコンチューブを上に高くしているのは、水とアルコールが共沸したときに沸点が高い水を鍋に戻すためです。このほうがアルコール度数が高くなります。

多段式の蒸留器だと、もっと効率が高く短時間で高アルコールの液体ができますが鍋を含めて改造する必要があります。さすがにこれを購入するのはやばいので見送っていますが魅力的です。

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蒸留塔だけなら安価なのもあります。

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初期のアルコール濃度 63%位

1時間後のアルコール濃度 54%位

2時間後のアルコール濃度 40%

3時間後のアルコール濃度 20%

これでほとんど蒸留されたと仮定して、2段階目の蒸留を行います。
蒸留されたアルコール 約1リットル アルコール濃度 48%位

鍋の液体を捨てて、軽く洗って2回目の蒸留を行います。

初期のアルコール濃度 80%以上

650cc抽出時のアルコール濃度 70度

70度になったので、これで蒸留は終了。鍋に残った液体を測ったら、15度程度ありましたが、夕食の時間になりそうでしたので、捨てちゃいました・・
今回は全部で5時間かかりました・・・

まとめ

家でどこまで蒸留できるかをチャレンジしてみましたが、まずまずの出来です。

最後にIPAを1%、ベジタブルグリセリンを0.5%程度投入して手肌用の消毒アルコールになりました。

家ではボトルを手で触ると嫌なので、自動噴霧式のアルコールディスペンサーを使っています。

お約束ですが、この記事を見て問題が起きても一切関知しません。自己責任ということでお願いします

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