デジタル温調ハンダこて PX-280 レビュー裏技あり

デジタル温調はんだこて PX-280のレビューしたいと思います。（購入は結構前ですが・・・）
立ち上がりは10秒！200℃から500℃まで1℃単位で設定可能の上デジタル表示、重量も70g。実売価格は6千円以下なので、このコストのハンダこてでは最強ではないでしょうか？

インサートナット用のこて先が出たので、遅まきながらレビューを書く気になりました（笑）
これで一層3Dプリンターが欲しくなります・・・

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使い勝手・重量バランス

PX-280は重量バランスの中心は持ち手の先端にあり、重量をあまり感じないところも良く考えられています。
昔、一体型の中華温調ハンダこてを購入したのですが、バランスが後ろ側にあり使いにくくて困っていました。

今使っているステーション型の半田ごてと比べても重いとは感じません。
参考記事：リワークステーション(8786D)　レビュー
使えるまでの時間は5倍くらいPX-280が早い感じです。

実際の温度と表示温度の差を埋めることができる。

中華のワークステーションは、HAKKO900M-Tのこて先をパクったものが多いのですが、セラミックヒーターの太さなどが同じなので、PX-280に使えるか試してみました。
こて先は自分の好みに合う物を使うと良いのですが結構高いので、好みの物が見つかるまでは中華こて先で試してみると安く済みそうです。

軸長が26-28mmで直径が6.4-6.8mmの物なら使えそうです！

左がPX-280付属品・右が900M-T互換こて先

やはり少し細め

互換小手先をPX-280を入れた所

軸の太さが6mmの物は、スペーサーパイプにうまく当たらず中に入っちゃいますが、6.4mmの物だとうまく使えます。値段も1/5くらいなのでお得です。（使用・購入は自己責任でお願いします）

なかなか軸径の記載がないので探すのに手間取ります・・・・
探すと掘り出し物が見つかるかもしれません。

選定の基準としては
・軸径は太いほうが温度が下がりにくいので、なるべく太い物を選んだほうが良い
・銅無垢のものは小手先がすぐ酸化するので、鉄メッキした物のほうが長持ち

追記：
入れ替えた後にPX-280のスペーサーと小手先の間に隙間がある物は使用すると、セラミック発熱体が割れる（締めこんだ時に圧力がかかる）ので、使わないようにしてください。

中華こて先は、ハンダのノリが悪いという意見がありましたが物によるようです。
こて先クリーナーでメンテは必須ですので、錫メッキができる以下のクリーナーで定期的にクリーニングするようにしてください。
見違えるようにこて先にハンダが乗るようになります。

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左が直径6mmのNG品

NG品はスペーサーの中に入っちゃいます・・・

これならOK・ヒーターに力もかかりません。

ナイフタイプのこて先を使うと、テフロンチューブも剥けちゃいます。
温度は、400℃にセットします。
ビニール系だと200℃くらいで大丈夫です。

Gootのデジタル温調ハンダこて PX-280 をレビューして見ました。
使い勝手もとてもよいので、初心者にこそお勧めしたいと思います。ハンダ付の仕上がりもぐっとアップしますよ。

家では使用できる温度まで素早く上がるので、コネクタなどの取付に重宝しています。
ハンダこてを置いて作業して、またハンダを繰り返すときには立ち上がりが早いのは必須です。

キーロック機能
暗証番号方式によるキーロックで工具・カードが必要ありません。

らくらくスリープ解除
スリープ中、動きを感知するとスリープを解除します。スリープ中のグリップに振動を与えるだけで、スリープの解除が容易に行えます。

シャットダウン機能
あらかじめ設定した時間内に作業を行わなかった時、自動的に電源をOFFします。
再度使用時にはいずれかのボタンを押すか、電源コードの抜き差しが必要です。