7年ほど前に買ったパナソニックのブルーレイディスクレコーダーのリモコンが、押してもONにならないボタンが出てきたので修理しました。
ボタンがシリコンだと手の油が徐々に浸透していき、基板とボタンの導体との間にたまって絶縁状態になってしまいます。これは修理というよりお掃除です。

まずは電池を取り外します。ケース内にねじが4本あるので取り外します。発光部の下にも2本ねじがありますので同様に外します。


ねじを外したらプラスチック同士を止めている爪を外します。薄いへらやギターのピック・カードなどが薄くて硬いのでお勧めです。内側に少し押し込んでその隙間に差し込む感じです。

私が愛用しているへらがミネシマの細工へらです。このヘラは薄くて腰もあるので、とっても使いやすいです。3本セットで購入しましたが、真ん中のやつだけで充分です。
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中国の安物は見た目はそっくりでしたが、薄すぎて腰がなくすぐ曲がって使えなくなりました・・・
やはり基板は黒い油でねっとりしています・・・。きもいので写真は無しで・・
薬用アルコールで基板の油を落とします。ここであまり強くこすると基板に付いている導電塗料が落ちて動かなくなるので注意してください。

プラスチックとシリコンの部分は、外して中性洗剤を入れた超音波洗浄機に入れます。
アルコールだと表示が消えたり、導電ゴムが外れたりしますので、必ず中性洗剤で洗います。
超音波洗浄機がない方は付けおき洗いでも対応できます。
すすいだ後、良く乾かして組み込めば完了です。
電池を入れて試運転。気持ちよくスイッチが入ります!
しかし、このリモコンは壊れるのを前提に作っているのが気に入りません。シリコンは油が徐々に浸透しますので、ボタンの上にプラキャップを付ければ、ほぼ解消できるはずです。

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