ハンダペーストが固まって使いにくくなったので、新たにハンダペーストを購入しました。有鉛の共晶銀入りハンダと、138℃で溶けるハンダ 錫&ビスマスのやつです。銀入りのは音響用の高価なハンダと同比率なので期待しています。又、138℃で溶けるハンダは10年程前からレノボが使っていたのですが、使うのに設備がいるというので諦めていました。
届いたら両方とも試してみたいと思います。
鉛フリーハンダ・イオンマイグレーション
今はずいぶん改善されていますが、鉛フリーハンダが出た時に環境試験でトラブルが多発しました。トラブルの原因は錫によるイオンマイグレーションが発生してショートするという物でした。
水分がある環境だと錫はハンダなどよりも格段にイオンマイグレーションが早く、ショートしてしまったのです。
その後、調合などで解消したのですが、相当大変だった記憶が残っています。
138℃のハンダも錫とビスマスが主成分なので、イオンマイグレーションが発生するかもしれません。
細かい部分には使用しないほうが良さそうです。又138℃で溶けるので高温になる可能性があるところに使用すると溶けて2次災害が拡大します。電源やパワーを消費する所には使わないようにします。
今回は、USB3.0のコネクタが熱に弱いので、そこのターミネータ用に使用する予定です。
イオンマイグレーションに関しては以下の記事が詳しいので参考にしてください。
イオンマイグレーションとは】『原理』や『対策』などを解説!
購入したハンダ
183℃ 共晶ハンダ 銀0.4%入り

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138℃ 錫42%・ビスマス58%・鉛フリー

ハンダペーストの保存について
ハンダペーストは、保存は冷凍及び冷蔵での保存が必須です。古くなると綺麗にハンダが付かなくなるので、こまめに交換が必要です。
国内では製造後1カ月が賞味期限のようです。
この辺が自作では使いにくいところになりますね。
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