低温溶融ハンダ作成 3回目

プリント基板を傷めず部品を外すために、100℃以下で溶ける低温溶融ハンダを自作していました。前回制作したハンダが無くなったので再作成します。使用材料はビスマスとハンダだけなので簡単です。
低温ハンダの良いところは、加熱後ハンダが固まるまで時間がかかるので半田ごて1本+ピンセットで表面実装部品が外せることと加熱時間が短くなるので、プリント基板が痛まないことです。
特に最近の多層基板の電源やアースラインのリワークには効果を発揮します。

関連記事:100度で溶ける自作ハンダでリワーク楽々!
     低温融解ハンダ 制作後のリワーク
     低温融解ハンダ 制作

サンハヤトさんから70℃程度で溶けるハンダも売っていますが、高いので自作しちゃいます。

鉛入りタイプ

鉛フリータイプ

使用材料

ビスマス
少量しか使わないので、100gもあれば我家では20年くらい持ちそうです。

まだ残り85gもあります

Aliexpressでは60%くらいで買えます。1年ほど前までは100g500円もしなかったのですが・・・
50gもありましたのでリンクしときます。

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ハンダ
鉛入りのハンダなら何でもOKですが、錫60%鉛40%のハンダだと高いので50:50のフラックス無があると良いです。

作成

今回は前回作成したのがすぐになくなったので、多めに作ります。10g程度です。

計量

ハンダが5g程度でしたので、ビスマスも5g削ります。
このタイプの結晶は削るのが面倒です・・・

5.1g削れました。

合わせて10.6gになりました。まー大体で大丈夫です。

ガスコンロにステンレスの器(ステンの素地の物が良い)をかざして溶かします。

溶け始めるとフラックスが発火しますが、そのまま火が消えるまで燃やし尽くします。
有鉛ハンダのフラックス無だと発火しませんし、ごみが付かないので便利です。

溶けました。フラックスが容器にこびりついて真っ黒です・・・
くるくる回して均一化します。

端に寄せて細くします。太すぎなので、水にたらしたら細くなるかも!

ダメでした・・・表面張力が強すぎて流れ落ちません。塊で落ちてしまいました・・・

しょうがないので3つに分けて再度溶かします。

4gのほうはまずまずの細さになりました。厚み2mm幅5mm程度

2gは表面張力で真ん中で塊になっちゃいます・・・

完成

3つ完成しました。

4.2g・3.9g・2gとなりました。

お湯で溶けるかの実験

嫁さんがいると怒られるので、いない時に実験します!
鍋にお湯を入れて沸かします。

実験器具

器具と呼べるものはないですが
鍋・調理用温度計・溶かすときに使った皿・ペンチ

実験

水を鍋で沸騰させます。温度計で99.5℃でした。5年以上前に買ったのに優秀です。

湧いたら火を止めて、溶かした容器ごとお湯に入れちゃいます。

低温ハンダをお湯に入れたら91℃に下がったので再加熱

火を止めて、調理用温度計でいじってみます。
99℃で溶けて変形します。

しばらくいじっていて、96℃になると固まってきました。

100℃以下で溶けるのが分かりました。大体98℃くらいの感じです。

まとめ

今回も良い感じでできました。フラックスがあると燃えて焦げ付いたり、焦げがハンダに残ったりするのでハンダを新規に買う人はフラックス無のハンダのほうが良いです。

使い勝手は何度も使っているので問題ありません。
合金に付いての原理やその他の合金については、過去記事を参照してください。
過去記事:低温融解ハンダ 制作
実際のリワークについては、関連記事に詳しく記載していますので参照ください。

この後、家のDACを改造するために使います!

注意事項
この作業は火気を使いますので自己責任でお願いします。鉛を溶かしていますので少々の鉛蒸気も発生します換気にも十分に気を付けてください。

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